2010年3月8日月曜日

第8回芳医会が終了しました

本日、ピュアリティまきびで芳医会総会および特別講演会を開催しました。



芳医会総会では、4月から岡山大学消化器腫瘍外科学の教授に就任する藤原俊義先生の教授就任祝いを行いました。藤原先生は、今までと同じ謙虚な気持ちで皆の意見を聞いて方向性を決めていきたいと抱負を語ってくれました。芳医会からは「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の額を贈りました。5年後、10年後に大きな実りが得られることを期待しています。



特別講演会では「いのちをバトンタッチする会」代表の鈴木中人氏による「亡き我が子に導かれて~死合わせの中の幸せ」を拝聴しました。娘さんの死に別れの回想では多くの参加者がもらい泣きしていました。



「尊厳ある死」のためには「尊厳ある生」すなわち「生き抜く」ことが重要であることを強調されました。医療者である私たちは、体力がある時は徹底した抗癌剤治療を、末期になれば苦痛緩和を第一に考えてしまい、患者さんがご自身の人生を生き抜くことには十分に配慮できていないのが現状と思います。 まさに「目から鱗」でした。これからの診療にも生かしていきたいと思いました。





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