12月20日に、第6回芳医会講演の打ち合わせのために岡田先生にお会いしました。
話題は心療内科領域に留まらず、現在の役職に関連したITを利用した病診連携システムや、学生およびレジデント教育と広範に及びました。
心身症の領域では内科治療薬の切れが良くなっているために、自覚症状が軽減して心理的アプローチがなされないまま中途半端で加療されている患者さんが増加していることが問題となっているようです。
病診連携については、院外の先生と電子情報を共有化するプロジェクトに参加されており、興味深いお話が拝聴できました。
「心療内科はちょっと」といわれる先生も、病診連携の方で有用な情報を伺えるものと思います。
講演のレジメをいただきましたので、以下に示します。1月5月は岡田先生と会員の皆様で活発な議論が行われることを期待しています。
第6回芳医会講演「心身医学の考え方と心身疾患への対応の仕方」
1.心身症の定義
2.心身相関とは
・自律神経を介した反応
・暗示
・条件付け
・学習理論
・EBM
3.心身症の診断
・面接の進め方
・心理社会的因子の把握
・症状と背景との紐付け
4.心身症類似状態
・うつ
・心気症
・パニック障害
・心因性‥.
・ヒステリー
5.心身医学的治療法
・簡易精神療法
・問題解決志向型アプローチ
・自律訓練法
・交流分析(療法)
・精神分析
・催眠療法