2007年12月21日金曜日

日本医療政策機構

小松秀樹先生の寄稿文を検索しているうちに、黒川清先生が代表理事を務める日本医療政策機構の存在を知りました。



http://www.m3.com/tools/Healthpolicy/index.html



http://www.healthpolicy-institute.org/mdpf/index.php



興味深い対談がいくつか掲載されています。印象に残った一節を示します。興味のある先生方は上記HPにアクセスしてみて下さい。



本田 宏:まず、日本をどんな国にしたいのかを、国民が真剣に考えるようになってほしい。医療だけを取り上げて、どうにかしようなんて無理な話なのですから。
政治家や行政担当者と議論をしていて、いつも残念に思うのは、彼らがすぐに「医療費を増やすにも、財源はどこにあるんだ?」と主張する点です。その前に、日本を将来どんな国にするのか議論すべきでしょう。財源をどうするか議論する前に、めざす国の姿を決めないと。目的がはっきりしないのに、方法論を議論しても無意味です。



黒川 清:それは、政策をつくっていくプロセスにも共通する問題でしょう。私たちは、4年前に日本医療政策機構を立ち上げました。なぜ機構の創設が必要だったかと言えば、日本の大学人や政策評論家たちが、「霞ヶ関が、最大のシンクタンクだ」なんて馬鹿げたことを平気で言っていたからです(笑)。     



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